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新型コロナ・ワクチン接種に行ってきました。

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4月29日木曜日、この時期のシドニーの気温は最高気温22℃、最低8℃。

4月上旬にようやくサマータイムが終わりこれから冬に突入体制の準備中、と言うところ。

そんなさなか、連邦政府保健省から連絡があり、コロナワクチン接種が可能になったとの
連絡が入り、早速、接種会場に行ってきました。

今回、指定された場所は“ロイヤル・プリンス・アルフレッド病院”
(Royal Prince Alfred Hospital)。

シドニー近郊で敷地面積、病床数(700床以上)最大を誇る国立病院。

日本から来るシドニーの滞在のツーリストが緊急事態で病院に運ばれる際、
シドニーホスピタルと
共に指定される事が一番多いところ。

ロイヤルプリンス病院は市内から南西から約4キロ、市内中心のタウンホール駅からたった3駅目。

以前、観光中、旅行者のお客さんが病気にかかり見舞いに行ったことはあるがもう15年前の話、、。

めったにこちら近郊に来ることはないが駅を降りるとこのような様子、。

朝10時と言うのに昇降者はほんの2,3人程度。

日本ではとても考えられない程の閑散感、こんな情景が本当に気分を落ち着かせる、、。

さて、ここから歩いて約10~15分、アポが10:15であるがまだ30分あるので良い感じ。

駅を降りるとすぐにこの風景、とてもダウンタウンから3駅目とは思えない、、。

コロナ状況のなかでもシドニーは、街角でものんびりムード。
外でティータイム。
典型的なシドニーの風景。そしてマスクしている人も殆ど今では見られない。

送られてきた案内書によると実際の病院建物内ででなく“病院の駐車場”がスタートであると
明記されている。

このあたりシドニー大学と隣接しており、どこからどこまでが大学で、病院なのか
地元の人間でも迷ってしまうエリアなんだが、、、、。

それでも、何とか目当ての駐車場発見、、、。

そして敷地内を入ってみると 長い細く設置してあるテントも確認、、。

              ここが最初の登竜門。

まずHealth Screening Station”(診断検査)の関門を通るべし“との仰せ。

入口でスマホでQRコードをスキャンするように命ざれ、、。

名前、メールアドレス記入 ―> 健康に関する簡単な質問に答える ー> そして本館でレジストレーションを行える証明書がスマホに送られ、それを係員に見せると、、

マスクが配布され、

そしてテント内に並ぶことができる。

その列を更に進んで行くとカウンターにて体調に関する幾つか口頭質問を受け、
体温を測られ、簡易診断検査は終了。

その終了のしるしとして青いペケマークの入ったシールを渡され、胸に張り付けるように命ざれる。

まるでペストに掛かった感染者が本国に戻り検疫検査を受けている手順そのもの、、、。

マスクとペケマークシールを大事に抱えながら最終レジストレーションの為、

別の建物に歩いて移動。

到着してみるとここはシドニー大学の医療関係施設。

(帰宅してから調べて見ると、この病院、もともとシドニー大学にあるシドニー医科大学
の中央臨床学校の教育病院であるとのこと、、なるほど、、。)

構内に入ってみるとなんともノンビリした光景。

見張りの警察も緊張感ゼロ。

中には行って見ると早速並んでいる様子。

そしてすぐにレジストレーション、、

と思いきや、登録の前に講演会場にて順番待ち、、、。

これは時間が掛りそう、、。

 

どのくらい待たされるのか、と心配していたところ、15分程度で、レジストレーション場所まで異動するように命ぜられ、ちょっとホッとする。

ここでは身元確認と、またどのような職業であるか詳しく聞かれる、、。

人によってはまだ勝手に政府のサイトに入って、偽った情報を入力し、アポイントメントまでこぎつける人もいる為、ここでワクチン接種の有資格者であるか最終チックが入る。

この登録に掛かるのが一人当たり平均5~10分くらい、、。

この登録がクリアーになると腕に指名、生年月日、リファレンス番号を記したバンドを巻かれる。

これでようやくマスク、ペケマーク、バンドの三種の神器が揃い、
第一ワクチン接種の準備完了!

 

と期待していると、またまた講堂に戻され、ここで40分近く待たされ、。

 

 

そしてようやくワクチン接種 とのことで係員からまた移動しろとのご命令。

     ひとつクリアすることに上の階に移動するようになっている様子。
         まるで“ブルースリーの死亡遊戯”。

摂取される部屋の前でまた一時、待機。

中の様子はこのような雰囲気、、 。 

そしてようやく順番が回ってくる。

 

ワクチン接種中の写真撮影はNG。(当然と言えば当然。)

従って、接種時の画像は不可となり割愛、、、。

接種の印象は、特に通常の注射と同じ、、。

単に“痛い” そして ”筋肉がつっぱる感じ”

 

接種終了後、また別の部屋に移動するよう指示。そしてひたすら歩き、

ようやく辿り着いた部屋はこのような感じ。接種後の反応を見る為に15分待機を命ぜられる。

 

ここで接種した時間を書いたシールが渡され、左腕に張り付けられ、、

同時に2次接種のアポイントメントに関しての案内、そして今回受けた接種がどのように個々の
メディケアカード(国民健康保険のようなもの)のデジタル版で反映されるかの説明書きが配られる。

待つこと15分、皆、のんびりタイム、、。全ての箇所で1.5mのスペース確保がされている。

15分経過すると名前が呼ばれ、腕のリングを解除し、最後にご褒美のスィートが貰える。
(こちらが感謝の印で、贈呈したいくらいだが、、。)

そして最後は五重塔を一気に降りて行き、

 

ようやく終了、、、。

10時25分のアポイントメントに対して、館を出たのが11時50分、約1時間半の行程ではあったが事前に2時間くらい掛かる話を聞いていた事、そして移動は多かったが長く立って待たされることはなかったので比較的楽に感じた。

そしてその後、オフィスに戻り、仕事開始。接種受けた左腕はかなり打撲のような重さを感じながら、、。

翌日、起きて見るとやはり左腕がやけに重く、接種箇所の筋肉が硬直しているのがよく分かる。
特に今回接種したのは米国大手製薬会社のファイザー社のものであり筋肉注射となり、筋肉痛のような注射部位の痛みがあるとは聞いていたが、最悪だったのはそのまた翌日、朝起きるとかなり頭痛がした。

“二日酔い”と思いきや先日ビール2,3杯しか空けていないのを思い出しこれも副作用の一つの症状であることを思い出す。

この日の気分は最悪。脳に影響を与えているのか、喋ろうと思っても何か活舌の悪さを感じる。
通常その他の副作用としては、倦怠感、悪寒、関節痛、および発熱等があるようだが、そのような症状はなかったが筋肉痛と頭痛(首あたり含めて)がひどく、この日は殆ど自宅にて休養することにした。

その翌日から比較的マシになり、徐々にこれらの症状が治まっていくに至っている。

3日後にメールで保健省から接種後の症状(副作用)に関するアンケートが来てこれで第一次接種を完了。
第2接種の日付は第一接種から3週間後以降となり、そのアポイントメントは第一次のアポの際、同時に取る事が可能のようだ。(アストラゼネガの場合は12週間後)

そして上の図のように、ワクチン接種したことがスマホにて証明する事が可能になります。

 

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ここまでが今回のオーストラリア(シドニー)におけるワクチン接種の状況報告。

もしオーストラリアにおける新型コロナ・ワクチン接種に関する状況を知りたい方は以下、ご参照ください。

基本的にオーストラリアに関しては新型コロナワクチン接種は、誰でも無料で受けられます。
オーストラリア国民では無い人、永住権を持っていない人、海外旅行者、留学生、移民、難民等、
誰でもオーストラリアに住んでいれば無料で接種受けられるのが特徴です。
そして豪州国内で承認うけているワクチンは今のところ、米国大手ファイザー社と英国大手アストラゼネカ社の2種類。

当初ではほとんどのオーストラリア国民はアストラゼネカ社のワクチンを打つ予定だったはずが、
欧州連合(EU)が、自国を優先させる為にワクチン出荷を阻止した事、そして国内外において血栓症状の患者が出てしまったことにより、最初の予定よりかなり遅れを取ることになっています。

10月まで若者含めて第一接種完了し、年内に全国民が全て接種完了とのオリジナルプランも今となっては現実的ではなさそうです。

それでも豪州首相曰く、人口当たりの接種数にすればフランス・ドイツと同様、日本・カナダよりははるかに進んでいると主張。また他国ではあまりにも大きい感染拡大と格闘する必要があり、緊急にCOVID-19ワクチンを承認したが、オーストラリアでは政府が承認プロセスを省略しないという判断をしたのも一つの理由との事。

因みに4月下旬の段階で2,600万人の人口のうち、接種者数して150万人くらい。

今後は当初以下の段階を踏んで、ワクチン接種は進められていく方向だがアストラゼネガにおける諸問題により、何箇所かの改定があり、現在、フェーズ1a, 1bが同時進行しているなか、5月から2aの50歳以上のクラスターがアストラゼネガ社のワクチン接種可能と予定より早い段階で可能となりました。

自分は今回、高齢者・身障者介護のカテゴリーでフェーズ1aに属し、ありがたいことに早い段階で摂取可能でしたがこうして全体を見ていると豪州における進捗状況は早いように思えるが実際、ワクチンの供給がままならない為、今後は予約もなかなか取れにくくなる事が予想されます。

しかし一方で今後、アストラゼネガの供給が多くなればファイザーのように-70℃以下の超低温冷凍の必要性がない為、今回のように指定された特定の会場に行くことも少なくなり、最寄の一般開業医(GP)でも接種可能となり、また5月中旬にはオリンピック競技場に接種会場として設けられるため、1日あたりの接種スピードは加速されて行くとも言われているのが今の現地の状況です。

オーストラリアにおけるワクチン接種ロードマップ

 

オーストラリアは今年4月19日からニュージーランドと帰国後の隔離無しで旅行する事が可能となり、このような双国間限定旅行(Travel Bubble)を今後、他国とも関係を築ける事を検討しており、その対象国としてシンガポール、台湾、日本が挙げられています。 日本はオリンピックも本当にもう少しのところまで来ています。是非、オーストラリアと日本、お互いの国境が一日でも早く再開されること祈っています!

 頑張れ 日本!!

 

By Masa I. Sydney

 

 

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