久しぶりにクライストチャーチに行ってきました。
ニュージーランドではコロナの市中感染がなくマスクなしの日常生活を送っていますが、万一の際の感染拡大防止のため公共交通機関ではマスクの着用が義務付けられており、飛行機の搭乗口には無料のマスクがおいてあります。その効果もあり、機内の乗客は皆きっちりとマスクをしていました。
クライストチャーチの空港。コロナ前では考えられない静けさです。
国際線の到着エリア。午後の到着はオーストラリアからの3便のみ。
出発ロビー。国内線チェックインには人がいますが、国際線は出発便がない時間帯のため人気がありません。
20~30分毎に運行する路線バスで空港から市内へ、運賃は$8.50。
飛行機と違ってマスクの配布もないので、マスクを着用していない乗客も散見されました。中には注意したり、乗せないというドライバーもいますが、市内感染が報告され警戒レベルが上がった場合を除き、ドライバーも他の乗客もあまり気にしない様子です。
20分程度で市内中心部のバスターミナルに到着。
地震後に新しく作られたターミナルは空港のように近代的で各種案内もわかりやすく旅行者にも便利。
地震後に開発されたモダンでお洒落な街並み。
新しい街並みを走る昔ながらのトラム。地震から復旧後には新路線も開通しています。
街のシンボル大聖堂。
地震で大きな被害を受けた後、復旧させるか取り壊すか決まらず長い間放置されてきましたが、昨年ようやく復旧されることが決まりました。
2028年完成予定で修復、補強工事が進められています。
大聖堂広場の様子。
アートセンター。まだ一部修復工事中ですが、これぞクライストチャーチという雰囲気です。
ハグレー公園にある博物館。地震被害が軽微だったため地震後数か月で再オープンしています。
ハグレ―公園内の植物園を散策。5月は南半球は秋、紅葉、黄葉のシーズンです。
春のハグレー公園は桜が名物(9月末の写真)
植物園内にある近代的なインフォメーションセンターとカフェ。
公園脇を流れるエイボン川では、クライストチャーチ名物のパンティングを楽しめます。
日本で言うと福岡の柳川下りと言ったところでしょうか。
エイボン川に架かる追憶の橋。地震後の復旧、補強工事も完了しており堂々たる風格。
エイボン川のほとりの震災記念碑。地震で犠牲になられた方々のお名前が壁に刻まれています。
地震で倒壊して多数の犠牲者が出たCTVビルの跡地はメモリアルパークとなっています。
CTVメモリアルの隣にある仮の教会。
被災した大聖堂の一時的な代替教会として日本人建築家の坂茂氏が設計、ダンボールのパイプを多用して建設されたため日本では紙の大聖堂と呼ばれることも。
地震から約10年、だいぶ復興が進んできましたが、まだ復旧中の建物、建物が取り壊された跡地、手つかずの被災した建物も見られます。
最後に少し足を延ばしてモナベールへ。 地震後の修復を終え再オープンしています。
前回クライストチャーチの街中をゆっくりと見て回ったのは5~6年前、その時はまだ震災の被害があちこちで生々しく残っており、この先どうなることか、、と心配しましたが、今回復興しつつある街を見て安心しました。
街の象徴と言える歴史的な建物や施設は修復、保存しつつ、そこに新たに再開発された現代的な街並みが融合、さらに‘ガーデンシティ’ならではの震災前と変わらない公園、庭園が交わりあい街の魅力を作り出しています。
まだ町全体としては復興の道半ばですが、観光地はほぼ震災前の状態に戻り、新たなホテルもオープンするなど旅行者を受け入れる準備は整っています。
コロナが落ち着いた際には、ぜひ皆様も新たなクライストチャーチの魅力を探しにニュージーランドにお越しください。
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