ピナクルズはオーストラリアだけのものじゃない!
ピナクルズ といえば、オーストラリアのナンバン国立公園にあるピナクルズが有名ですが、ここニュージーランドにもピナクルズという名の人気観光スポットがあるのです!
ピナクルズとは「尖塔」という意味らしく、砂漠の中に忽然と乱立するオーストラリアの奇岩群に対し、ニュージーランドのピナクルズは北島コロマンデル半島の中央に聳え立つ「尖塔」型の岩山です。
このギザギザ岩山のテッペンから望む日の出はそれはそれは美しいと聞き、2019年の年初に是非そのご来光を拝もうではないかというプロジェクトが発足。早速わが身も参戦表明をしたのでした。
オークランドから車で約2時間、コロマンデルのテームズという町を抜けて、山道を進んでいくと目的地ピナクルズへの登山口があります。
こちらが地図になります。赤いラインが歩く場所です。(こう見ると短い。。。) もっと詳しくご覧になりたい方は最下部に環境庁のサイトを載せておきますのでご参考まで。
「さあ、出発ダー」と言う勇ましい号令もつかの間、出発したのが12時近く。誰かれともなく空腹を訴え、登山開始10分もしないうちにランチ休憩。腹が減っては戦はできぬ。道端に座り込み、人々の「こんなところで休憩?」という奇異な目も気にせず、一行は持参のランチにかぶりつくのでした。
腹の虫がおさまるといよいよ本格的に登山の開始です。一人しか渡れない吊り橋を数回渡り、
上り坂をせっせと登ります。石でできた階段はまるで日本の山奥にある神社の参道(山道)を思いおこさせます。
休憩をちょくちょく挟んで約3時間、さっと森が開けたところに、ドーンと岩山登場。
「おーーー!あれに見ゆるは、我らが登るピナクルズではないか。武者震いがするのう。」
–なんか頂上近くはえらく険しそうなんですけど– と内心ちょっと不安になるのを隠しつつ。
目的の岩山が見えてからほどなくして、本日お世話になるハットに到着。このハット、なんと80人分のバンクベットがあるNZの中でも設備の整った大きなハット。それがこの日は満室ならぬ満ベット。ウォーデン(山小屋管理人)さんの説明をうけ、各々あてがわれたベットで一休みです。
ハットのキッチンはとても設備が整っていて、持っていったコッヘルも必要なく、備え付けの鍋釜類で十分食事の準備が可能。
この日の夕食はポトフ。山で食べるポトフの暖かさは五臓六腑に沁みわたります。
ゆっくり夕飯を食べ、明日に挑む岩山に思いをはせます。新月を狙って星空を見ようとこの時期に予約をいれたのにもかかわらず、まだまだ1月は日が長い。なんと星を待ち切れずに寝てしまいました(汗)。夜中に起きた友人によると、オリオン座がどれだかわからないほどの星の数だったとか。これは次回のお楽しみということで。
そしていよいよ早朝登山。ハットからピークまでは急な坂とはいえ、かなり整備された道(階段)を黙々と暗闇の中を登ります。
しばらく登ると足下には雲海が。
そしていよいよ岩場に取り付きます。
こんな岩をせっせと上り、
こんな梯子をガンガンと登っていきます。(写真は下りのシーンです。上りは真っ暗だったので写真なし)
ようやく頂上についたころには空も白みはじめ、あたりはピンクとブルーのグラデーション。
ちょっと足を踏み外せば奈落の底へ。我々は岩にしがみつきじっと日の出を待つのでした。
時折パット雲が切れる瞬間があり、いよいよ日の出です。
ちょっと雲がかかって水平線からの日の出は拝めませんでしたが雲海からでるご来光を拝みます。
2019年、今年も平和で皆が健康で良い年でありますように!
by Pukekokko
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