NZ初ミシュランレストラン
外食は好きではない。いやむしろ嫌いだ。
日本にいた時はそれなりにしていたが、NZに来てからは外食嫌いが急激に進行した。
そのきっかけは料金の高さ。
NZに来た時に給料は激減したのに外食の料金は日本より高いから、体感は日本の3~4倍。
これでは外食なんて楽しむ余裕は全くない。
その上、田舎暮らしをしていて家は森の中。最寄の店(コンビニ)まで5km超、通勤は自転車で片道1時間30分、となると、外食するのが面倒この上ない。飲み食いした後に自転車を1時間30分漕いで家に帰る気があるはずもなく、もし気合を入れて帰ったとしても夜中になるし。。かと言って最寄駅まで車で行って電車通勤したら、帰って来た時に車のガラス割られてるし。。
もともと食べることへの興味が少ないので、「毎日外食するのか、毎日カロリーメイトだけか、どちらか選べ!」と言われたら、後者を選ぶ、かな。ウィダーインゼリーも付けていいのなら間違いなく後者。
そんな私が、何年ぶりかに自発的に外食(嫁孝行)に行ってきた。
HARBOUR SOCIETY – 去年オープンしたNZ初のミシュランシェフのレストラン
やっぱり人間、「初」とか「ブランド」には弱いんやねぇ。。
レストランが入っているホテル、SO AUCKLANDのロビー。
高級ブティックホテルならではの独特な雰囲気。
エレベーターで15階に上がると、お目当てのレストラン。
ホテル上層階だけあって良い景色
このテーブル席の椅子の高さ。。
日本人で足が着く人はなかなかおらんやろう。。
お得で簡単なのでセットメニューをチョイス。
こういうレストランのメニューっていくら見てもようわからん。。
付け出し?メニューにはないけど出てきた。何かわからんけど美味しい。
前菜のクレイフィッシュ(伊勢エビ)
う~ん、最高。今まで食べた物の中でTOP10入りするな。
NZで食べた中では断トツの1位。
クレイフィッシュはNZでは人気の高級食材。でもどこのレストランでも焼いてしまうメニューばかりで、せっかくの伊勢エビがもったいない!それなら自分で買ってきて刺身にして食べる方が安くて旨い!とレストランで食べる価値を全く感じなかったが、これは絶品!!感激してメニューを見直しても、おしゃべり好きなウェイターに聞いても、やはり良くわからないが、刺身風なのにいろいろと手を加えられていて絶妙の味わい。それも前菜で伊勢エビだから量は全く期待していなかったのに、伊勢エビ1匹分以上の身が使われている!?と思うほどボリュームもあり言うことなし。幸せの一品。
もう一方の前菜 ビーフ
前菜の大本命はクレイフィッシュだったが、二人で行って前菜のチョイスが二つなので
驚きを期待してビーフも頼んでみた。
上品でおいしものの、想像を超える驚きはなく、クレイフィッシュ2つ頼んどけば良かった。
メインのサーモン
サーモンはNZのどこで食べてもハズレなし。もちろん美味しい。
メインのビーフ
レア風がお勧めとのこと。分厚い肉の中が絶妙の柔らかさで美味。
ここで食べるならメインはサーモンよりこっちかな。
デザート
さずがフレンチのデザート、よう分からんけどどれも美味。
ボリュームと甘さが幅をきかすNZではありがたい日本人の口にバッチリと合う上品で繊細な味。
オープンキッチンなので、噂のNZ初のミシュランシェフを盗撮。
してたら、写真?撮って撮って!と大層フレンドリー。
この後、わざわざキッチンから出てきてくれました。
出張で訪れたNZが好きになってしまい、家族でフランスから移住してきてこのレストランをオープンさせたとのこと。
ミシュランのフランス人シェフ=お高くとまったいけ好かん奴だろう、という私の思い込み?偏見?を見事に裏切る超フレンドリーな明るい人で、コックコートの腕にはミシュランの☆が輝いていました。
レストランの方針なのか、ここのウェイターは皆よく喋りかけてきます。
1品1品詳しく説明してくれ、食べた後の反応も聞いてくる。
グルメな人には最高のサービスなのかもしれないが
俺はそんなん興味ないねん!何聞かれても美味しいとしか返されへんぞ!
と言いたくなるのを抑え、最後に本心から「今までNZで食べた食事の中で一番だった」と言ったら、驚いた表情で「えっ、そうなの!?」と返された。なんやねん、その反応!
会計は二人で合計$230。
NZの高い外食の相場を考えると、この内容でこの値段はすご~くお得。
何年後かわからないけど、またクレイフィッシュを食べに行くぞ~
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